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2018年 4月 5日 いまなぜ努力する?(西村)
こんにちは!
社員の西村です。
久々のブログ登場(^^)/
今日は、私の幼少期の話を通して、
みなさんに私がどのような気持ちで普段担任指導をしているか、
伝えられればいいな…と思います!
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いきなりですが、
私、実は、5歳~高2年生の時まで、ピアノを習っていました。
コンクールの本選にもでるくらい、頑張っていたんですよ!
大学も音楽大学にいこうか迷っていたり、留学する道なんかも
ピアノの先生からは勧められていました。
そんな私の幼少期は、朝から晩まで、13時間以上ピアノの練習をする日々…。
でも当時は、ピアノを弾くのが大好きで、
そしてそうやって私が楽しく弾くピアノを好きだといってくれる家族の言葉が嬉しくて、
ただただそれだけでピアノを頑張っていました(^^)/
はじめてコンクールに出たのは幼稚園の年長さんのときです。
結果は、
幼稚園部門の中で、当時最も良い賞だった、奨励賞受賞!
すっごくすっごく嬉しかったです(^^)/(笑)
でも、ここから毎年コンクールにでるようになり、さらに練習時間もどんどん増えてきて、いつの間にか、
…私がピアノを「頑張る理由」が変わってきてしまいました。
当初は、ピアノそのものが好きで、楽しくて
そして私のピアノで喜んでくれる人がいることが嬉しくて
それがだんだんと、周囲からの期待に押しつぶされそうになり、
コンクールで入賞しなければならない…
いい結果を残さなければならない…
いい演奏をしなければならない…
そんな気持ちが、努力する理由になっていってしまったんですよね…。
そうすると、コンクールの結果にもだんだんと影響が…。
幼稚園の頃よりも練習時間は長いのにも関わらず、
コンクールでの順位は練習時間に反比例するように下がっていきました…。
そして、ピアノが好きな気持ちもどこへやら…。
ピアノの練習が頑張れなくなってきました…。
このエピソードで私が伝えたいのは、
「本当に成果を出すための努力」には、
①誰かからの強制や、環境に強いられて「やらされる努力」
ではなく、「自ら求める努力」でなくてはならないということ。
②努力するモチベーションとして、目先の結果だけでなく、
その結果が得られた先に、誰かを喜ばせたいという「利他精神」があるかどうか。
この2つがすごく大事だということです。
1つ目は、みなさんも納得かと思います。
2つ目に関してはどうでしょうか。
これを、勉強に置き換えてみると、ただ大学受験の合格のための努力…ではなく、
その大学で学ぶことを通して、社会にでたときに自分が何を成し遂げたいのか、誰のために何をしたいのか…という
「志」が明確な上での努力かどうかということです。
これまでたくさんの生徒を指導してきましたが、これが明確な生徒は、本当に強いです。
「なんのために努力しているのか」が、勉強において明確だと、最後の最後、伸び悩んだり、しんどくなったりしたときでも、踏ん張りがききます。
少しの気のゆるみや、一時停止が合否を分ける大学受験において、
このような「志」が明確であるかどうかは、とっても大切になってきます。
皆が今勉強を頑張っている理由はなんでしょうか。
どういう気持ちで大学受験に向き合っているでしょうか。
私は、
今、皆さんの「志」が明確かどうかは置いておいて、
みんなの今の努力は、自分自身だけが幸せになるためだけのものではなく、
少し先の未来、誰かを幸せにすることに繋がる努力になるんだ
ということに、わくわくしながら努力してほしいなと思って指導しています。
これは同時に、皆さんには、誰かの幸せを自分の幸せだと思うことができるような
「利他精神」をもった人であってほしいなという気持ちも込められています。
そして、先ほども述べた通り、そういう気持ちで勉強に臨んでいる人は、
大学受験も圧倒的に成功している人が多いです。
さて、最後になりますが、皆さんが早速今日から前向きに努力できるように…
ピアノと勉強の大きな違い。
それは、勉強は、努力した結果が必ず、プラスにしかならない
ということです。
私が途中、ピアノでスランプになってしまった理由には、先ほどあげた2点が欠けてしまったことが大きくあげられますが、
そのあとスランプを抜けたあとでも、音楽の道を選ばなかった大きな一つとして、芸術の世界は努力だけではなんとかならないことが挙げられます。
ピアノの例だけで挙げれば、例えば15時間毎日練習して挑んだコンクールと、6時間程度の練習時間で挑んだコンクールでは、
前者が必ずしも上位の結果が残せるというわけではありませんでした。
時間をかけた分、コンクールへの想いが強く、1音1音を大事にしすぎて、音楽の流れが止まってしまったりするんですよね。
逆に、練習時間が少ないまま迎えてしまったコンクール方が、うまく力が抜けてすごくいい演奏ができたりしました…。
努力の量や質と結果が必ずしも比例するわけではない…その不安定さに、勇気がだせず、私は将来を音楽にかけることはできませんでした。
でも、勉強は違うと思っています。
自ら求めて、本当に努力したら、必ず結果はでます。勉強に時間をかければかけるほど、それがマイナスになってしまった…そんなことは、勉強には絶対ありえません。
単語も日本史の年号も…なんでも、時間をかけて覚えて覚えて…と努力したことは、必ずマイナスになることはない。常にプラスなんです。
そして、皆さんが今後社会に出たとき、必ず踏ん張らなければならない時があります。
社会にでると、答えが一つではない、または答えが無い問いに向き合い続けなくてはならないことがあります。
その時、努力が結果に結びつくのだという経験をしたことが無い人は、踏ん張り続けることが難しい…。
大学受験は、努力することで何かを得ることができるということを知る、経験できる絶好の機会です。
みんなには、受験を通してしっかりその経験を経て、社会にでてからも「誰かの幸せのために」踏ん張れる人になってほしい。
そんな風に思っています(^^)/
長くなりましたが、私の想いは少しはみんなに伝わりましたか?
明日のブログは、この春から大学生になった、佐々木剛平担任助手です。
お楽しみに!