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2018年 2月 22日 一橋大学の数学を攻略!(大住)

こんにちは! 一橋大学商学部大住優亮です。

 

いよいよ二次対策を迎えることと思うので、文系数学屈指の難しさを誇る一橋大学の数学について本日はお話しします!もちろん、文系数学最高峰の難しさではありますが、攻略できないことはありません!

今回のブログでは、僕が一橋大学の数学の勉強をする中で見つけた対策法をお教えします。
数学は文系志望者にとっては苦手な人の多い科目です。しかし、逆に言えば、少しでもできるようになれば武器にすることができるのです!一橋を受けない文系数学受験の皆さんも必見です!!

◇目次◇

  • 一橋大学の数学とは
  • 学部による配点の違い
  • 一橋の対策法
  • 過去問を解く
  • 最後に

一橋大学の数学とは

まずは一橋大学の入試についてですが、受験する学部によって四科目(英国数社)の配点は大きく異なります。採点基準に差こそあれ、学部ごとで配点に違いのない東京大学とは大きく違います。そのため、同じ一橋大学志望といっても、受ける学部によって、対策の仕方は全く異なるのです。また、東大数学は大問一つ当たりの時間が短く、複雑な設定を素早くさばく能力が求められる印象がありますが、一橋数学の問題はシンプルで、試験時間も長いですが、それ故に最初の方針すら立てられない問題が多い印象があり、両者ともに別の難しさがある気がします。

学部による配点の違い

先ほども言いましたが、一橋は学部によって配点が大きく違います。数学の配点に注目してみると商学部、経済学部は配点が高く、法学部、社会学部は配点が低くなっています。

【商学部・経済学部を志望する場合】

見ても明らかなように、この場合には相当なスコアが求められます。多くの受験生が4完、5完を目指して勉強しますし、実際に当日も受かった人の多くはそれくらいとれているイメージはあります。少なくとも3完はとれないと相当に足を引っ張るということになるでしょう。

【法学部・社会学部を志望する場合】

この場合には、一橋大学、数学が難しいといえども、3完もすれば合格点突破です。これらの学部の話を聞くと、回答用紙の数枚が白紙というのはざらにあるようです。ただ、僕の感想としては確実に3完を狙うというのにもまた別のスキルが必要となるんです。5問ある大問のうち、

「基本的な解き方で解ける問題」が2題

「少しひねられていて一筋縄ではいかない問題」が2題、

「難問」が1題

という形式で出題されるイメージがあり、この中で、どれが自分の解ける問題かを見極めなければならないのです。これができれば、解くべき問題に十分な時間を割くことができるのですが。。簡単だと思っていたものが解説を読んでみると難しかったり、難しいと思っていたものが簡単であったり。

一橋数学の対策法

ここから具体的に対策法、勉強法を教えていきます。

まずはおすすめの参考書を紹介します。

参考書は「一橋大学数学入試問題50年」

この参考書、とにかくすごいです。1956年~2005年の一橋大学の数学の問題が50年分、それも前期試験・後期試験全て掲載されているのです。たしかに過去問と全く同じ問題が出ることはないですが、一橋大学の方々が問題を作っているわけですから、出題者が求める解法については似たものが頻繁に出てきます。なので、過去問は最良の参考書であるのです。自分はこれに載っている問題をすべてやりました。さすがにこんなにやるのは極端なのでお勧めはしないですが、20~30年前くらいまでならやってもいいでしょう。こんなに古くまで過去問が手に入ることもなかなかないので。過去問の解き方は下に詳しく書きます。

実際に僕が担当している一橋志望の生徒たちもこの参考書を解き進めています。他の科目にも共通することですが、一橋大学の特徴として、年代をさかのぼっても、そこまで傾向は変わりません。

僕が受験生の時には、どの受験生よりもといえるくらいの量の過去問演習を積んだ末に、本番では5個ある大問のうち4.5問の完答を達成し、一日目の数学が終わった時点で合格を確信していました。一橋数学の過去問分析で培った力は絶大で、私大に受験でも、早慶を数学受験で全勝で飾ることができました!

過去問をとく

もちろん過去問を解くことが欠かせないのはいうまでもないですが、最低限の力がなければいくら解いても意味がありません。というのも、解く→わからない→「ああ、あの公式覚えてればよかったー」なんてサイクルが繰り返されるだけであっては進展がないからです。ちゃんとした知識が入っていれば、同じ解らない状態であっても「あ、その使い方があったか」などと前向きの新しい発見を生み出すことができるのです。最低限の力とは何か。それは、今、皆さんの手元にある数学ⅠA・ⅡBの範囲の参考書の内容を完全に覚えきることです。もちろん覚えるというのはすべての問題の答えではなくその解き方を。僕はそこにいたるまでに同じ問題を5回くらい解いていました。

さきほど、基本的な力をつけるために解き方を覚えるといいましたが、それは過去問演習でも同じです。もちろん、全く同じ問題が出る可能性はありませんが、同じ考え方を使った問題はよく出てきます。特に、一橋大学で頻出の整数の問題に関しては、解くにあたっての手立てが少ないこともあり、過去問をやるにつれて自然と慣れていく印象です。

最後に

商学部・経済学部を目指す皆さんは、すべての問題について、解き方を覚えられるようにしてください。ただ、法学部・社会学部を目指す皆さんは、そこまで数学に時間を割けない場合も多々あるでしょう。その場合には、解説を一通り見て、自分が解けると思っていた問題が本当にやさしい問題であったか。難しいと思っていた問題が本当は優しい問題ではなかったかを見極めて確実に3完する技術を磨いてください。

皆さんと一橋大学で会える日を楽しみにしております。

明日のブログは島本担任助手です!

 


 

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