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2018年 2月 15日 数学のカギ(吉瀬)
こんにちは!昨日に引き続き、農工大1年の吉瀬です。
昨日はトレンドの重要性について書きました!
今日はさらに掘り下げて数学のトレンドについて書きたいと思います。
↓今日の写真は明日に早稲田大学の入試を控える受験生と撮ってもらいました!がんばってきてね!!!
目次
1.ずばりポイントは
2.自分の経験
3.まとめ
1.ずばりポイントは
複素数と整数問題です!
複素数とは、虚数という実在しない数を扱うためイメージがしにくいです。それにより、多くの受験生が嫌い、演習から逃げてしまいがちな分野と言えると思います。
整数問題とは、単純な最小公倍数、最大公約数の問題から不定方程式、素数などやりかたを丸暗記する問題や型にはめるだけではできない問題まで非常に多岐にわたっています。作問者の裁量によって、難易度も変えやすいので大学のレベルに関わらず出題されやすくなっています。
なぜこの2つなのか、それは新課程によって新しく組み込まれた範囲だからです。新課程になったのは2014年のことで、少し前のことです。ところが、変わったばかりでは受験生も対策が行き届いていないうえに問題が少ないため良問が作りにくく、多くの大学はこれまで出題を避けてきました。しかし最近は東京大学、一橋大学をはじめ、多くの国立大学において出題されるようになりました。それを受けて今までは出題していなかった大学においてもトレンドに合わせた形式に変化させることが十分に考えられるのです。
2.自分の経験
ここからは自分の話を書かせてください。
農工大学の数学の試験問題は毎年ほぼ変わらず
- 空間ベクトル
- 複素数
- 微分・積分
- 微分・積分
という構成になっていました。だから僕も似た傾向の問題が出るであろうと準備していました。しかし、僕の高校の数学の先生がしきりに「整数問題が絶対でるから勉強しておけ」と言いながら大学入試で出た整数問題をまとめたものを渡してくれていました。本当にこんなに安定してきた傾向が変わるものかなと思いましたが、その先生が長年受験に携わってきた経験豊富な方であったことからしぶしぶと勉強していました。
そして本番、問題の構成は以下のようになっていました。
- 整数問題、確率
- 複素数
- 微分・積分
- 微分・積分
問題を開いた時の驚きはなかなか忘れることが出来ません。まさか本当に出題されるとは、、!
周りをちらちらと見てみるとまったく対策していなかったのか、頭を抱えたのちに整数問題を飛ばしているのがわかりました。問題は傾向を変えたばかりからか難易度はそこまで高くなく、どこかで見たことのありそうなものだったので完答することができました。これは完全に来た!
試験が終わった時にはこれは受かったのではないだろうかという実感ももつことができました。実際の結果はブログで何度か書いているようにJランク(=一番ギリギリ)でしたが合格することができました。つまり、あの整数問題ができなければ今の僕はありませんでした。
トレンドの対策を最後にしておいたことによって合格を最後の最後で引き寄せることができたのです。これがきのうから溜めてきた自分の経験でした。
3.まとめ
昨日からここまでトレンドについて書いてきました。受験生のみなさんは徐々に私立の結果が出てきて、いまが一番つらい時期かもしれません。それでも最後まで絶対にあきらめずにあがき続けて、受験のゴールを見失わずにできることをやり抜いてほしいです。前期日程までは残り10日ですね。きつくてもあと10日です。ここまでの受験勉強を思えば10日くらいなんてことないと思いません?最後まで悔いのない受験生活を送ってください!
明日のブログは海部です!渾身のブログに期待!!