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2021年 9月 16日 高校の受験校選びと大学受験(早稲田大学法学部 原野剛成)
現在東進ハイスクール新宿エルタワー校では、全国統一中学生テストの申し込みを受付中です。
そこで今日は、高校受験を控えた中学生の皆さん向けに、【高校受験の受験校選びと大学受験】について書いていきたいと思います。多感になりつつも自我が固まってくる高校時代をどのような環境で過ごすかは来る大学受験はもちろんのこと、生徒自身の人生をも左右するものでありこの期間をより良い環境で迎えるためには、中学時代からの日々の学習の積み重ねが大切です。
私は東進の担任助手として働く中で生徒と面談をする機会があるのですが、そこで「なぜ君はこの大学に行きたいのか」と尋ねると「この大学には良い環境があるから。何をしたいかはまだ決まっていないけれど、この環境なら何か見つけられる気がする」と答える生徒が多い印象を受けます。人は周りの環境、特に人に大きく影響されます。一緒に時間を過ごす人が違えば、その人も大きく変わっていくことは事実です。
「環境がその人の世界観をも変えてしまう」ということは自身の経験から学んだことです。私の母校、都立国際高校は活動的な生徒が沢山いました。雰囲気も日本の高校とは一線を画していて、生徒自身の主張が強く、その多くが自分の将来を真剣に自分で考え行動していました。学校の枠を超えて国際的に活動する仲間や、生徒主体となって作り上げる文化祭や体育祭に没頭する仲間と共に過ごし、語り合い、動いたことで自分のものの考え方が大きく変わりました。自己主張が苦手だったのが、いつの間にか自分はこの大学でこういうふうに4年間を過ごし、その後はこんな人間になりたいんだという想いを持つに至ります。この高校に行かなければ、絶対に今の自分はありません。
もし大学受験を真剣に考えているのであれば、それと地続きの高校受験も同様に考えるべきです。
また大学入試という観点で考えますと、英語の強い高校に進んだことはアドバンテージになりました。現在、日本の大学入試、特に私立文系の入試では英語が最も大きな点数の比率を占める最重要教科です。この教科が得意教科になるのは相当有利に働きます。
以上のように、高校受験校選びは生徒自身にとっては大学受験と地続きのものであって、こと入試でも大きく影響してきます。自分の未来を真剣に考えるならば、自分を最高の環境に置くために今ここから動き出してください。全力で応援します。
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