ブログ
2019年 11月 20日 引退からの学び(吉瀬)
こんにちは、3年の吉瀬です!
昨日に引き続き引退について語ります。
ようやく受験にも絡めます!
さて、大した成果も残せずに15年以上続けてきたサッカー経験から僕が学んだことがあります。
それは過程の大切さです。
勝負の世界では、「結果がすべて」ということがよく言われます。実際にどれだけ努力しても結果が出なければ努力していなかったのと同じことになってしまいます。そうすると何のための努力だったのかという気持ちになるし、結果が出なかったことに対して努力したからいいやなどと考えていては改善はなく、次もまた同じ結果になってしまうでしょう。
当然、結果を出すことができるのであればそれに越したことはありません。ただ、勝負の世界で勝ち続けることはほとんど不可能です。誰にだって勝つときもあれば負けるときもあります。勝った時には満足、負けたときには反省。人生にはその2通りしかないのでしょうか?「結果がすべて」という言葉はそんな解釈もできますよね。
僕のサッカー人生は上の2通りとは違う結果になりました。小さいころにはプロサッカー選手を目指していたのに、結局ろくにプレーすることもできないレベルにまで落ちぶれてしまったのですから結果は完全に負けです。ところが前述の通り僕は自分のサッカー人生に満足していました。
負けても悔いが残らないときがあります。それは自分のできることは全部やり切ったときです。
反対に勝ってもまだ満足できないときもあります。それはまだやれることがあったという後悔があったときです。
さて、この話を受験に置き換えて考えてみましょう!
大学受験においても、一つ一つの試験において合格する人がいれば同時に必ず不合格になる人がいますよね。別に不合格になったときに準備をしておこうというわけではありません。合格でも不合格でも受験勉強の過程に満足できるような状態ではない人は受験が終わったときに心から満足することはできません。そして逆に、心の底から、本当に、自分はもうこれ以上できないというくらいの努力をすることができれば、結果が出なかったとしても最後には納得することができるのではないでしょうか?
結果にこだわることも大事ですが、受験勉強の結果が出るのはもう少し先です。この時期はとことん過程にこだわって取り組んでみるのがいいと思います。
みなさんはこのまま受験勉強が終わっても自分自身に納得できると思いますか?なかなか自信をもってできる!と言える人は少ないと思います。
最近、僕は日々のタスクを直前にこなしているので、受験までの2か月弱はまだまだ十分な時間があるという風に感じます(笑)
受験勉強を始めてからそれなりの時間が経っている人が多いと思いますが、長い受験勉強もいよいよラストスパートをかけ始める時期に差し掛かってきたと言えると思います。
エンジンをかけ直して一緒に走っていきましょう!!!
2019年 11月 19日 引退ブログ!(吉瀬)
こんにちは、3年の吉瀬です!
今日は報告がございます。
サッカー部を引退しました!!
もう?と思う人もいるかもしれませんが、大学サッカーのリーグ戦は大体この時期に終わります。そうすると大学生としてはあと1年ありますが、理系の大学だと引退ということが多いです。それは4年生になると、大学院に進学したり就職するための準備だったり、研究室の活動が本格的に始まったりするためです。
松葉杖で働いていた期間もだいぶ長かったので知っている人も多いと思いますが、僕は1年生の始めから3年生の夏までずっと怪我をしていて、実際にプレーできたのは3年間のうち、2か月にも満たないくらいでした。復帰してからも勘や体力が戻らず、結局最後まで思い通りにプレーできないまま引退を迎えてしまいました。幼稚園のときから続けてきたサッカー人生の終わりがこれかと思うと、悔しいし残念なことだと思います。
しかし、引退を迎えた瞬間に僕の感情はそんな負の感情とは正反対の、大きな満足感でした。中学や高校の引退のときは寂しさや悔しさでいっぱいだったのでどうしてこうも違うのか、こんな状況でよく満足できるなと自分でも思いましたが、少し落ち着いた今ならなぜ満足できたのか分かる気がします。
それは、自分が置かれていた状況下でやれることはやり切ったという実感があったからです。
中学や高校では大きな怪我はなくプレーすることができましたが、逆に練習で妥協してしまったり、自主練を怠ったりしていたので引退の時にはもっとああすれば良かったなあ、みたいな後悔がありました。それに対して大学サッカーでは、ケガをしていたからこそチームのためにできることをやろうと常に考えていました。具体的にはリハビリをしながらビデオを撮ったり練習の手伝いをしたりすることができました。そして散々引き延ばしていた分、実際にプレーできた時の喜びはうまく表現できないですが、気持ちのよいものでした!
もともとの性格的にチームのために動くことはそこまで苦痛には感じていませんでしたが、友達が楽しそうにサッカーをしているのを見ていることしかできなかったときにはもどかしい気持ちもあったし、部活をやめようかと思ったことも何度もありました。せっかくの大学生活で部活の見学をして終わってしまうのはどうなのだろうかとも思いました。そんな中で最後まで続けてこれたのは当然自分の力だけではありませんが、ある意味で成功体験になったし自信になった気がします。大げさに言えば、自分なら今後どんなに大きな困難にぶつかったとしても、決して屈せずに自分のベストを出そうと努力できると思えます。
みなさんも大学生になったら、新しいことに挑戦するのかもともとやってきたものをさらに極めようとするのかわかりませんが、とにかく全力で一つ一つのことに取り組んでみてほしいなと思います。大学生になると本気になる機会自体が減っていると感じますが、やっぱり本気でやるからこそ得られるものも多いです。
もう少しこの話題について書くので明日もお楽しみに!
2019年 11月 18日 科学のお話(結城)
こんにちは!お久しぶりです、担任助手の結城です。
なんと前回の更新から半年近く経ってしまっていました、、。
前回は視覚の不思議についてお話ししたのですが、
せっかくなのでそれに引き続き、科学ウンチクを話して行きたいと思います!
今回紹介するのはズバリ、
ティンバーゲンの4つのなぜ
と呼ばれる思考のプロセス・方法です!!!
読む気が失せそうになった方はもうちょっとだけ頑張ってみてください笑笑
なぜシマウマはシマシマなのか?
なぜキリンは首が長いのか?
なぜ鳥はさえずるのか?
動物に関する疑問ってたくさん浮かびますよね?うかびませんか?笑笑
こうした疑問について考えることって楽しいと思います、
ただ、疑問への答え方って実は色々あるんですね。
この疑問へのアプローチ・答え方を整理して、あらゆる生物の行動の仕組みを理解するための考え方が
ティンバーゲンの4つのなぜなんです!わースゴイ!!
そんなすごい考え方の中身を見てみましょう。
ティンバーゲンの4つのなぜの中身は大きく2つに分類できます、以下にそれぞれの分類を載せます。
①至近要因 どのように
(1) 機構 メカニズム
神経レベル、分子レベルまで記述した(多くの場合ミクロな)物理的なメカニズム
(2)発達
ある個体が生殖細胞から現在の形になるまでの発達に関する分子機構や学習方法
②究極要因 なんのために なぜ
(1)機能 適応
生物として生存し、子孫を残していくためにどんな機能があるか
(2)系統発生
現在の生物がどのような進化の経路を経てきたか
これらが4つのなぜになります!!
と、紹介してみましたが効果がイマイチ分からないと思うのでここで具体例を交えてみましょう。
「なぜキリンは首が長いのか?」
と聞かれた時みなさんがどんな説明をしようとするか、求めるかを考えると非常にわかりやすいと思います。
おそらく、適応的観点から説明しようとするのではないでしょうか?
つまり、「生存のために背の高い木から食糧をとれるように」とか言う答えです。
ただ、動物の行動は適応だけではなく上記のような他の観点からも説明ができます。
研究の歴史から言うと、
この考え方がうまれたことで各学問分野が発達し(基本的に質問によって学問分野が違います)、
いまではうまく関わり合ったりしているんですね〜。
さて、長々と話してきましたがこの考え方は応用がかなり効く物なんです!待ってました!!
と言うのも、動物の行動、と言っているのでつまりはヒト等にも応用できる物なんですね。
「なぜ、人は○○のか?」
その他いろいろな疑問にぜひ役立ててください!!興味がわいたら是非自分でも調べてみてくださいね〜。
本日はここまで。
2019年 11月 17日 理系大学の3年生(樺)
お久しぶりの登場、担任助手3年の樺です。
今週のブログは、上級生の担任助手がそれぞれの想いや考えなどを紹介してくれています!
僕が読んだ中で面白いなと思ったのは、われらが東大生「清藤担任助手」のブログです。
まだ読んでいない人は、下のリンクから読むことができるのでぜひ!
↓このタイトルからして興味を引きますよね?クリック・タップしてみよう!
ということで、本題に入っていきます。
僕は現在、中央大学理工学部の3年生です。「理系×大学3年」という式の答え、みなさんなら何を想像しますか?
僕自身が出した答えは「研究室選択」です。
多くの(理系)大学では、大学3年生の夏から秋にかけて、4年生時に所属する「研究室・ゼミ」を選択していきます。説明会に参加し、各教授のアポを取って研究室見学に行き、自分が一番魅力に感じた研究室を選んでいきます。
僕が通う中央大学でも、ちょうど一昨日が第1回の選考締め切りでした。
研究室は全部で11個あり、約70人をできる限り均等に割り振らなければいけません。定員オーバーしてしまった場合には教授が何かしらの基準(聞いたところ教えてくれませんでした笑)で選抜され、1次選考で配属が決まらないと、12月の2次選考に進むという仕組みです。
ちなみに僕は物理学科に通っているので、「実験系」の研究室と「理論系」の研究室がある中から考え抜き、1つの研究室を選択しました。
大学入学当初から「天体物理学研究室」を検討していて、校舎で僕と話したことがある人は僕が天文系の勉強をしたかったということを知っていると思います。
ですが、最終的には第1希望として「結晶物理学研究室」を選択しました。
なぜ入学当初からの希望を変えてしまったのか、と感じる人もいると思いますが、僕はこの自分自身の経験からみなさんに伝えたいことがあります。
1つは、「大学生活は多くの出会いが待っている」ということ。
もう1つは、「将来の夢が固まっていないからこそ大学に行く」ということ。
志望校に合格するために、みなさんは必死になって勉強をしていると思います。とにかく必死に勉強した先には必ず良い結果が待っています。
その良い結果とは、「大学合格」だけではなく、「大学生活」という未だかつてない環境もその1つだと、大学3年生になってようやく気が付きました。
大学に行けば、十人十色の本当にいろいろな人と出会うことができます。同じ学科の友達や先輩はもちろん、同じ授業を受けている他学科の友達、教授の方々など、刺激を与えられる出会いばかりです。
そんな環境に身を置いてみて、自分が頑張りたいと思えるものや、自分の得意なこと、自分が目指したい将来像がだんだんと出来上がっていきます。
僕は大学3年生の研究室選択という場面になって初めて、一人の大学生としての道を歩み始められたような気がします。
でも明らかに遅い、、。みなさんには僕の様にはなってほしくないです。
大学生活は一生に一度です。入学してから何事にも全力で向き合い、自分のやりたいことには全部チャレンジしていきましょう!
明日は、東京大学の結城担任助手が素敵なブログを書いてくださいます!お楽しみに!
2019年 11月 16日 大学に行くということ(原田)