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2018年 7月 16日 大学紹介!埼玉大学編(西村)
こんにちは!
お久しぶりです。社員の西村です(^^)/
本日は、大学紹介ということで、私の出身大学、埼玉大学についてご紹介します!
私は埼玉大学の中でも、教育学部に所属していました。
埼玉大学の教育学部は、教員養成課程があり、学校の先生になりたい人が多く集まります。
今日は、私が実際に埼玉大学の教育学部にいって、よかったなと思うことを、いくつかご紹介しますね(^^)/
~①総合大学の全学部授業~
埼玉大学は、総合大学であり、教養学部、経済学部、教育学部、理学部、工学部があります。私は教育学部に所属していましたが、サークルや授業等で他学部の学生と関わることがとっても多かったです。中でも、全学部対象の授業が大好きで、毎回ディスカッションの時間があるのですが、普段それぞれ違う学問を専門的に学んでいる学生同士で行うディスカッションは、ほんっとうに様々な意見がでて白熱しますし、新しい発見がたくさんありました!
特に、教育の道に進む人は、生徒を指導する上で、一つの価値観を正しいと決めつけ、押し付けることがあっては絶対にいけません。多様な考えを知り、受け止めるという、教員に必要不可欠な力を育むことができますよ!
※ちなみに、埼玉大学の楽しい授業ランキング(西村調べ)を過去のブログで書いていますので、是非ご覧ください!※
大学って何したっけ?(西村)
~②教授との距離が近い~
埼玉大学では、3年生以降、ゼミに入り、各々自分の研究テーマを決め、卒業研究を進めるためにゼミに入ります。私は古典文学ゼミに入っていましたが、埼玉大学のゼミは少人数制だったので、教授一人に対する学生の数が少なく、卒業論文等もがっつり見てもらえました。
ちなみに、当時私が所属していた、教育学部国語専修は、卒業論文を40000字書く決まりだったのですが、ゼミの教授が本当に丁寧に見てくださり、20000字の時点でお見せしたある日、1時間がっつりご指摘を受け、卒論が白紙に戻ることもありました(笑)
普段は優しい先生でしたが、古典文学のこととなると笑顔で厳しいことをおっしゃる先生だったんですよね。本当に素敵な先生でした。
当時は目の前が真っ暗になった私ですが、必死で先生に食らいついて書いた卒論は、学部内で表彰される程、良い論文になりました!中途半端に頑張って、ただ提出するよりも、思い入れをもって何度も練って練って…と取り組んだものだったので、すごくすごく達成感が得られました!そして、教授がこんなにも親身になって学生を指導してくれる大学は、周りの友人の話をきいてもなかなかありません。すごく恵まれていたなあと今でも思います。
~③附属校への教育実習~
埼玉大学の教育学部は、埼玉大学の附属校に教育実習にいくことができます。附属の生徒は、教育実習慣れしているので、私たち学生を新鮮に受け入れてはくれないのですが(笑)、教育実習生の為に、すごくすごく真剣に授業を受けてくれます。
教育学部では今、大学入試改革もあるため、「思考力、判断力、表現力」を生徒に養うためにはどのような授業をしたらよいかや、アクティブラーニング・言語活動の充実…等々、よりよい授業の形を模索し、学生たちは日々模擬授業を行っています。大学時代、私も、何度模擬授業を行ったかわかりません…笑。その準備たるや本当に大変でした。そして、これらの授業を実際に現場で行うのが教育実習です。附属校に行く良さは、純粋に自分の授業力を実習を通して高められることにあると思います。附属校の先生は、普段から研究授業(いろいろな学校から、この先生の授業をたくさんの先生が見に来て、よりよい授業を学ぶものです)等を多く行っている為、普段から授業へのこだわりがとてつもなく、授業力が非常に高い先生が多いです。生徒に向けた発問1つ1つにこだわりぬいていたり、あてる生徒の順番や、生徒の発言の想定等、授業前に多大な時間をかけて毎回授業をされています。
そんな先生のもとで実習を行い、授業を見てもらえることや、普段からそのような授業を受けている生徒に、自分の授業に対して率直に意見をもらうことは、自分自身の授業力を高める上で非常に大きな経験となりました。
~④緑あふれるキャンパス~
このブログを書くにあたり、昔の写真をたくさんあさってきました(笑)
キャンパスの雰囲気がわかるものを…と思ったのですが、建物よりも、自然で溢れた写真でいっぱいでした…(笑)
春
夏
秋
冬
…の写真がありませんでした(笑)
皆さん、ぜひ冬の埼玉大学は直接見に行ってみてくださいね(^^)/
最後に、私が一番好きだった、かつ思い入れのある、教育学部H棟という建物からの景色を…
特に何があるという訳でもないのですが、3年生以降、毎日通ったH棟…
卒論が白紙に戻ったあの日…
40000字書き上げた時の朝…笑
自分にとっては、大学での思い出がたくさん詰まった景色で、とっても思い入れがあるんですよね。
私にとって、埼玉大学は第1志望ではありませんでしたが、自分自身が将来したいことをするための中間点として学びたいことを学ぶことができる場所だったので、4年間ここで精一杯学びました。
第1志望に合格できなかったからこそ、ここで1番頑張る存在であろうとも思っていたので。
精一杯頑張って頑張りぬいた4年間は、かけがえのないもので、
卒業するときには、他でもなく、この大学に行って良かったなと心から思ったし、未だにここの大学を卒業したことを誇りに思っています。
そして同時に、そんな風に思えたのは、自分自身がそう思えるような、誇れるような4年間を過ごしたからこそだと思っています。
みんなはどんな大学にいって、どんな4年間を過ごすのでしょうか…
頑張って頑張って頑張って合格する大学だからこそ、入ってから満足するのではなく、
卒業するときに心から誇れるような4年間を、是非過ごしてくださいね。
さて、長くなりましたが、今日はこの辺で。
明日のブログは阿嶋さんです!お楽しみに(^^)/
2018年 7月 15日 大学紹介!筑波大学編(池田)
こんにちは!本日のブログを担当する池田です。
①筑波大学って?
②何が学べるの?
③大学が広いって本当?
(↓私が大学一年生の時に衝撃のあまり撮影した写真です(笑)自転車だらけ、大渋滞ですね…)
2018年 7月 14日 東京大学紹介⑤(清藤)
こんにちは!東京大学教養学部理科I類一年の清藤です。
最近は日差しもますます強くなってきており、夏が来たんだなぁと感じると同時に大学生活ももう3ヶ月になるのかとしみじみ思っています。
さて、今日のテーマは「東京大学」です。
とはいうものの、東京大学の制度や学部についてはエルタワーにいる東大生の担任助手がこれまで色々魅力を伝えてくれているので、今回はまだ触れられていない「初年次ゼミナール」というものについて話したいと思います。
初年次ゼミナールとは、「ある分野の研究をしている教授の方が先生となって、生徒にその分野について研究してもらって、その研究結果を最終的に発表してもらう」という授業です。
ちなみに、今日がその発表日でした(笑)
その分野というのは多岐に渡っており、ロボット製作・地底探索・都市デザインなど興味をそそる題材が多数用意されています。
そして、今回僕が研究したテーマは「化学を使って生命や分子の謎を解く」というものです。具体的にいうと、DNAやRNAなどを利用して病気の早期発見を目指すというものです。何やら難しそうなことを研究しているなぁと思ったそこのあなた、その通り。なかなか難しいです(笑)というのも、このDNAやRNAという分野は生物の分野で扱われるものなのですが、私は化学と物理を受験科目として選んでいたので、基礎知識がほとんどなかったのです。また、DNAやRNAについて調べるときに英語の論文を読まなければならないのですが、専門用語だらけで意味が取れないというのもこのテーマが難しい一つの要因です。
当初は教授の説明が理解できなく、初年次ゼミナールに対してあまり興味が湧かなかったのですが、同級生と議論し内容を深めていくうちに、この分野への研究意欲が湧いてきました。
このことから、「興味持ったから何かに取り組むのではなく、何かに取り組んだからこそ興味がわく」ということもあるのだと学びました。
皆さんもたまには興味がないことに敢えて取り組んで見てはいかがでしょうか?
明日のブログ担当者は、社員の池田さんです!お楽しみに!!
2018年 7月 14日 東京大学紹介④(斎藤)
こんにちは、社員の斎藤佳輝です。このブログではしばらくぶりですね。
さて、今週は大学紹介がテーマということで、僕の出身大学である東京大学について書かせていただきます。
といっても東京大学の大学紹介は今週ですでに4回目。今回は少し視点を変えてみることにしましょう。
東京大学の学問を見ていて思うのが、「色々な分野の学問に触れ学ぶことが出来る」というのが1つ特長としてあるのではないか、ということです。東京大学では前期課程で一度教養学部に全員が所属し、進学選択(所謂進振り)を通じて様々な学部へと進み、後期課程として専門的な学問を学び研究していく、という流れはどこかで聞いたことがあると思います(進振りについては火曜日の新倉担任助手のブログを参照)。この特長は前期課程にも後期課程にも両方当てはまるものなのです。
①前期課程
東京大学の学部教育はリベラルアーツ教育を根本としており、教養学部はそのリベラルアーツ教育を担う学部です。このリベラルアーツを体現すべく、前期課程において教養学部では多彩な学問分野の授業が開講されています。
そもそも仕組み的に東大生は様々な学問分野に触れられるようになっています。教養学部では必修や選択必修とは別に総合科目という科目の枠組みがあり、その下にA~F・L系列という科目の系統があります。ざっくり言えばA系列は思想・哲学系の授業、B系列は歴史・国際系の授業、C系列は社会科学系の授業、D系列は環境・地理・工学系の授業、E系列は自然科学系の授業、F系列は数理科学系の授業、L系列は語学系の授業が開講されています。そして、文1・文2・文3はA~Cから2系列及びD~Fから2系列にまたがって、理1・理2・理3はA~Dから2系列及びE・Fから2系列にまたがって一定数以上の単位を取る必要があるのです(L系列は全ての科類で一定以上の単位数が必要)。
つまり文系でも理系の、理系でも文系の科目を履修して単位を取らないと後期課程に進めないようになっているのです。このような仕組みになったのは、東京大学教養学部という組織が戦前は旧制第一高等学校という、旧制東京帝国大学の予備教育機関として、そのためのリベラルアーツ教育の担い手であったことが大きく影響していると思います。歴史的に見ても1990年代に全国の大学で教養部が廃止されていく中、東京大学は逆にカリキュラム改革を推進して教養教育を推進したことからも、東京大学のリベラルアーツ教育への思い入れが伺えます。
ただ、僕はこの仕組み的な側面とは関係なく、様々な学問の様々な授業を取れるのは良かったと思います。僕自身が高校生の時から西洋史を大学で学びたいと考えていました。要は進振りを経る前から専門は決まっていたのです。結果的にその思いは貫徹されたわけですが、この前期課程の教養学部時代はそんな自分の見識を広げるとても良い機会となったと考えています。実際に色々な学問の世界を垣間見る授業は面白かったです。そこに様々な学問を専門とする学友との交流も重なり、多様な学問の世界を見たいという考えが強くなったのは確かです。後に後期課程に進んでから東京大学の全ての学部の授業を取ろうと考えたのも、この教養学部時代の経験がきっかけでした。
②後期課程
前期課程における教養学部の教育は流布されているところですが、実は後期課程に進んでも様々な学問を学べることはあまり知られていないと思います。
まず、基本的に他学部聴講(自分の所属学部以外の学部に授業を取りに行くこと)のハードルが低いです。他の学部の授業に出たいと思えば、システム上の履修登録だけでokなのです。例えば法学部だけど工学部の授業が気になるならば、特別な手続きなしで履修できます。事実、これを利用して僕は東京大学に存在する全10学部(法・医・工・文・理・農・経・教養・教育・薬)の授業を履修し単位を取りました。他にも、法学部所属で工学部の授業を取っていた先輩や、教育学部所属で医学部の授業を取っていた友人も僕の周りにはいました。
更に学部によっては卒業単位に他学部の授業の単位を入れても良いという規定があります。そこからも他学部の学問を学ぶことを良しとしている風潮があるのではと思っています。例えば僕がいた文学部西洋史学専修では最大28単位まで卒業単位に含めることが出来ました。実際に僕の場合この28単位の内19単位は他の学部で履修した科目です。
そして、後期課程の各学部には後期教養教育科目というものがあります。これは他学部生の聴講が特に歓迎されている科目です。これは東京大学が、リベラルアーツ教育は専門課程に進んでも為されるべきという理念で設定されました。自分の専門分野とは異なる分野と往復することで自分の専門を相対化すること、学問の世界と現実の世界の往復により学問の社会における展開を見ること、が重視されています。まとまった教育プログラムではないし、東大生の中でも知名度はそう高くはないですが、東京大学の学問に対する姿勢がこうしたところに伺えます。詳しい説明や対象科目は東京大学のHP内に掲載されているので一度見てみて下さい。
ただ、学部学科によって規定には差異がありますし、所属する学科によっては他学部聴講に行ける時間にも違いがあるので、一度調べてみるとよいでしょう。一番手っ取り早いのはオープンキャンパスで聞いてみることですかね。今年の東京大学のオープンキャンパスは8月1日(水)と2日(木)に実施されるので是非行ってみてはいかがでしょうか?
前期課程後期課程双方で具体的にどういう授業を取ってたかは、今回は割愛します。本当はこれも書けば説得力は増すのでしょうが、流石に字数が多くなってきましたので。ただ、東京大学でどのような授業が開講されているかは東京大学授業カタログというサイト公開されています。東京大学で実施されている授業とそのシラバスの全てが網羅されているので、是非見てみて下さい。
東京大学は様々な物事に関心を持つ学生にも、1つのものを極めたいと思う学生にも、平等に見識を広め、自分の専門を相対化し、柔軟な思考を養う機会が与えられていると僕は思います。そしてこのことは他の大学で学問を学び研究する場合でも重要ですし、大学受験の勉強はそのための下準備という側面が1つにはあるのではと考えています。皆さんも受験勉強を本気で努力してやり抜いて大学という学問の世界に飛び込み、存分に自分の見識を広げていってください!!
以上、東京大学文学部歴史文化学科西洋史学専修卒の社員、斎藤佳輝がお送りしました。明日のブログ担当は東京大学理科1類1年生の清藤担任助手です!お楽しみに。
2018年 7月 13日 東京大学紹介③(結城)
皆さんこんにちは担任助手5年の結城です!!
今日は自分が大学で勉強していること(にちょっと興味が湧くようなこと)
をお話ししたいと思います!!
自分は理科一類に入学して、後期教養学部の統合自然科学科というところに
進んで今はざっくりいうと認知科学の研究をしています。
(もともと人間の目に興味があったので)
今日はその入り口のお話をして少しでも皆さんに面白いと
思ってもらえればいいなと考えています。
その面白さを最も手っ取り早く感じられるのが、「錯覚」だと思います。
錯覚というとそれはもういろいろあるんですが
特に奥深さを感じるものをおひとつ紹介します。
皆さん「盲点」ってわかりますか?(生理学上の意味です)
辞書的に説明すると網膜上における視神経と接続している場所で、
そこに映像が結ばれても見えはしない点の事です。
そこだけスクリーンがやぶれていると考えて頂ければわかりやすいでしょう。
中には存在は知っていた人もいるかもしれませんが、まず盲点ってどの辺か知ってますか?
実はちゃんとわかっている人はそれほど多くないのではないかと思うのですが、
まずその場所を説明しましょう。
①まず両腕をまっすぐ前につき出し、両手をつけて親指を立ててください。
②次に左目を閉じて右目だけで左手の親指の先を見てください。
③視線は動かさないように右手を(親指を立てたまま)少しずつ右に動かしていきます。
・・・するとどこかで右手の親指の爪のあたりが暗くなってみえなくなりましたよね?
これが盲点です、というかこの瞬間まさに右手の親指の先が
盲点のあたりに像を結ぼうとしている訳です。
この盲点にまつわる錯覚なのですが、まずは下の図をご覧ください。
この右にある注視点(白い十字)を左目でみながら、
左の黄色い円に囲われた青い円を盲点に入れます。
すると、この点はどのように見えると思いますか?
①真っ黒(先程の親指の先のように見えなくなる)
②黄色く塗りつぶされて見える(真ん中の青い円が消え大きな黄色い円に見える)
③変わらず青い円が見える
正解は試してみて分かったと思いますが、なんと②なんです。
これめっちゃ不思議じゃありませんか??
そこでは何も像が移っていないはずなのに黄色であるかのように人間は
知覚してしまうんです。
不思議ですよね????
こんなことに魅了されて
僕は日々認知科学を勉強していると言った感じです。
これは本当に入口にすぎないので他にも詳しく聴きたいという方は
是非校舎で話しかけてみてくださいね!!
明日のブログ担当は東京大学文学部西洋史学科出身の斎藤です。お楽しみに!